らいふラボこらむ

聴診器と額帯鏡

みなさんは医者の象徴といえば何を思い出しますでしょうか?

まず白衣でしょう。

次に、多分聴診器だと思います。

そして3番目に出てくるのはおそらく、名前を知らないオデコに付けるCDみたいなものではないでしょうか?

今回は、それは一体なんでしょう?というお話しです。

そのCDもどきは『額帯鏡』という道具で、ライトを反射して照らしつつ、真ん中の孔から覗き込むといったミラーです。ミラー自体にカーブがかかってて光が一点に集まるようになっています。ちなみにお値段5000~20000円。

参考:画像検索:額帯鏡

この道具は主に耳鼻科医が鼻や耳の穴の中や喉の奥の方を覗き込む時に、穴の中を照らすのに使われています。

光をうまく額帯鏡でコントロールして狙ったところを見事に照らして、明るい視野を確保できるようになることは耳鼻科の第一歩です。

 

ところで、耳鼻科にかかったときを思い出してみてください、耳鼻科医は普段は聴診器を持っていないのです。
(当然、何らかの理由で聴診が必要なときのためにどこかしらに聴診器はありますし、使うことはできますが…。ポケットに入れたり、首からさげてたりはしないのです)

逆に聴診器を常時携帯している、循環器や呼吸器などなどの内科の先生方はまず額帯鏡を持っていません

つまり、白衣を羽織りつつ、おでこに額帯鏡、でもって聴診器を首からかけているという多くの人が想像するお医者さんはホボ存在しないということです。

逆に、聴診器と額帯鏡をもって廊下をほっつき歩いてる医者は偽物かもしれないとw

っと…まぁそれだけのお話ですorz

  2011/07/19   水上 京

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